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建物についてのコラム

伊勢町チャペルの設計・施工のご紹介

■ Before

1997年8月 築23年の旧フキヤビル鉄骨造(S造)二階建て 床面積191.62㎡

 状態:家主稲垣氏が取得しワシントンビルⅡとなり、外装、屋根防水を補修済。内部は棚板、ショーケース等、金庫等が残った状態。

■ 設計コンセプト・モチーフ

①旧開智学校

松本の洋館として、国宝旧開智学校の内部空間をイメージ

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②チャペルのモチーフメゾンポール・ポキューズ

木村拓哉主演TVドラマ「グランメゾン東京」のロケ地高級フランス料理店メゾンポール・ポキューズで結婚式を挙げたスタッフがおり、そこからのアイディア。

正面にティファニー製のアンティークステンドグラス。

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③フランク・ロイド・ライトのプレーリースタイル

近代建築の3大巨匠の一人(他はル・コルビジェ、ミース・ファン・デル・ローエ)日本の代表作旧帝国ホテルプレーリースタイル(草原様式)のステンドグラス。

直線的なデザインでクリアガラスを多く使用して、外とつながるデザイン。すっきり爽やかな仕上がり。

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④チャペル設計

当初は1階がショールーム兼受付、二階がチャペルでしたが、建築基準法上二階にチャペルを作るには、階段がもう一つ必要(二方向避難)であり、天井も低い為断念。

次に、伊勢町通り側から新郎新婦入場を検討したが、雨天時などから問題あり。新規に壁を建てて、入場口を作る事とした。
チャペルの正面は、街とつながる透明感のあるステンドグラスをデザインし、鉄骨の骨組みを組んで安全性に配慮して、固定した。室内は旧開智学校をモチーフに、木質感のあるパネルにアンティークミラーをデザイン。

向かって左手は、全面大理石のモザイクタイル設備としては、演出可能はオーディオ。天井埋込のスクリーンとプロジェクターによる、演出やチャペル以外の利用も想定。
新型コロナ対策として、10分で1回室内空気を入れ替えられる換気能力を設置しました。

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⑤二階カフェと控室

一階とはインテリアイメージを変えて、ナチュラルなインテリアとした。

人が集うことを目的にとした、居心地の良い空間とするために、数種類のソファーと壁際のカウンターチェアを組み合わせています。前撮りなどでのフォトセッションも想定しています。